『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』の「あくむ編」(悪夢編、またはバク編)は、2023年2月から3月までX(旧Twitter)で連載されたエピソードです。
このエピソードは、ちいかわが謎のゾウのようなバクと遭遇し、悪夢に悩まされる恐怖と勇気の物語として、ファンに強い印象を与えました。以下では、『あくむ編』の概要、ストーリー、魅力、文化的影響を詳しく解説します。なお、ネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。
『あくむ』編とは?
掲載時期
2023年2月~2023年3月ごろ
ストーリー概要
『あくむ編』は、ちいかわの内面的な不安(検定へのプレッシャー)と向き合う物語として解釈可能。バクはちいかわの心の弱さを象徴し、それを乗り越えることで成長する姿を描きます。
ちいかわは、草むしり検定の勉強のため夜遅くまで起きていました。お腹を空かせ、チャルメラの音に誘われて屋台へ向かうと、ゾウのようなバクが揚げギョーザを提供。ちいかわはギョーザを受け取りますが、バクが突然「にらめっこ」の歌(「だるまさんがころんだ」のメロディで「わ~らうとまっけよ~ あ・く・む!!」)を歌い、ちいかわをにらめっこに誘います。ちいかわは笑ってしまい、この日から悪夢を見るようになります。
- 1夜目:ちいかわは「遅刻する夢」を見て、夜中に目を覚ます。目の下にクマができ、寝不足に。ハチワレはちいかわを心配し、特訓を中止しようと提案しますが、ちいかわは自分で解決しようとします。
- 2夜目:さらに過酷な悪夢で、ちいかわは水中で溺れる夢を見ます。夢の中でうさぎが現れるが、助けられず苦しむ。ちいかわは「以外(いがい)」とつぶやき、精神的に追い詰められます。
- 3夜目:うさぎがちいかわの家に泊まり、一緒にバクに立ち向かう決意をします。以前会った場所でバクと対決!しかし、うさぎがバクに捕まってしまいます。ったら悪夢を見ることになってしまうので、耐えるうさぎ。ちいかわはうさぎを助けるべく、ゾウを笑わせるためのアイテムをたくさん集めてきます。ヒップアタックとこちょこちょでゾウを倒し、ちいかわは悪夢から解放され、晴れやかな笑顔でうさぎに感謝。翌日、ハチワレの家でうさぎがちいかわに起こったことを話すシーンで完結します。
このエピソードの魅力は、ちいかわの「自分で立ち向かう」成長と、うさぎの優しいサポートが織りなすバランス。ナガノ先生の「可愛いのに怖い」世界観が、ちいかわとうさぎの勇気と友情で温かく締めくくられます。
ストーリー
考察
ナガノ氏は可愛いキャラに過酷な試練を与える作風で知られ、『あくむ編』はその極致ともいえる話です。Xでは読者の方も「筆が乗ってる」といったコメントも投稿しており、ナガノ氏の創作意欲の高さを感じました。
バクは悪夢を食べる伝説の生物として知られてますが、このエピソードでは逆に「悪夢を見せる」存在として描かれ、バクによってちいかわの内面的な不安(草むしり検定のプレッシャー)を利用し精神的に追い詰められてしまいました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?「あくむ」編は、ちいかわが巨大な象の怪異がもたらす悪夢に立ち向かい、うさぎとハチワレの力を借りて乗り越える、ちいかわワールドの恐怖と友情が融合した名エピソード!
ちいかわとうさぎの絆が放つ輝きが心温まるエピソードです。原作やアニメでこのドキドキと感動の物語を追い、ちいかわたちの勇気に癒されましょう! 次はどんなピンチが待つのか、ちいかわワールドに飛び込んで一緒にハラハラと笑顔を共有しませんか?
コメント